初めて自分が契約者として加入した養老保険

高校を卒業して某建築会社に入社した私は、首都圏近郊にある事業所に配属されました。うちの会社には食堂があり、そこで昼食時には食事を摂るのですが、社員が一斉に集まる場所なので保険屋のおばさんたちが勧誘しに来ています。食事時や少しくつろいでいるときなど食堂内には十名近くの保険屋さんの顔を目にします。いずれは自分のところにも保険の勧誘に来るだろうなと思っていたら案の定、一人のおばさんが寄ってきて「あなたは保険に入っているの?」と尋ねてきたのです。

私は保険に興味がなかったので、適当にあしらおうと思い実家の方で加入していると答えました。しかしそれは自分では保険を掛けていないと答えたようなものなので、保険屋さんからすれば絶好のターゲットになるのです。すかさず保険屋さんがこう切り出してきました。

「保険は家族の方が掛けているのは、あなたを心配しているからよね。あなたはその保険がどういう内容か分かります?」

実際掛けているか分からないし、保険についての知識もなかったので答えられず困った表情を浮かべていました。そこから間髪入れずに保険について長々の説明を受けることになりました。保険に加入することのメリットは病気やケガの時でも貯金から切り崩すことなく入院や手術保険金が得られること、また保険料控除が適用されるので税金対策にもなります。こうした説明を受けることで保険加入に前向きになりました。確かに社会人になったのだし自分で保険を掛けておくのも必要かなと感じたのです。

こうして保険に加入することになったのですが、加入した保険は15年満期の養老保険で掛け金は15000円とちょっと高めです。しかし貯蓄型の保険なので満期になると300万円になります。病気やケガの入院で保険金を使っても満期保険金からは差し引かれませんし、計算したら約30万円も得します。よくよく考えたらこれはいい保険に入ったかなと思いました。

それにこの当時、会社の寮に入っていたので住居費もそんなにかからず給料は殆ど自分の小遣いになったので月々15000円の出費なら問題ありませんでした。加入してから二週間後、保険証券が郵送で送られてきたのですが、それを眺めていると俺も保険に入ったんだなと実感が込み上げてきました。社会人として大人としての自覚が芽生えたような気がしました。

それから15年経過した私は病気やケガもなく無事満期を迎えることになりました。満期保険金を受け取った私は引き続き自分のための保険を新たに掛けることにしました。若い頃と違って家族もできて自分だけの体ではないと自覚していますから保険の大切さ重要さは身に染みて感じています。しかしなるべく保険金を使わないよう健康で過ごしていきたいです。

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